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「アレルギー及び呼吸器疾患患者の声を届ける会」 設立の趣意
各患者団体の特長を生かして、知識・情報・経験知を共有し、それぞれの活動をより良いものとしていくこと。各患者団体の取り組みや考えを尊重しつつ、共通問題は連携して取り組みを行うこと。これらの取り組みが、社会に認知され、全国に遍く、継続しかつ安定して行うためには、各団体の垣根を越えて連合した団体の設立が必要かつ肝要との考えに基づいています。
即ち、「アレルギー疾患を有する患者の生活の質向上とアレルギー疾患に罹っても安心して暮らせる社会の構築」を実現する。」そのためには、アレルギー疾患対策基本法の成立を受け、国ではアレルギー疾患対策基本計画、都道府県でもアレルギー疾患対策推進計画が策定され、アレルギー専門医・アレルギー疾患連携拠点病院の整備とアレルギー疾患医療の向上、アレルギー疾患患者と家族の生活の質向上を目指した施策が検討されるものと思います。アレルギー医療の地域格差や施設間格差が存在し、重点課題として取り組まれてきたぜん息死0作戦、ぜん息・アトピー性皮膚炎の標準治療についても更なる普及・啓発が求められています。また、アレルギー性鼻炎の新たな治療、小児・成人食物アレルギー対策、アレルギー疾患 (ぜん息・アトピーニート)患者の就労を含めた社会的な問題、アレルギー疾患教育やアレルギー疾患研究などにおける課題も集積され、アレルギー患者やその家族の視点に基づいたこれら多くの課題の分析と抽出が求められています。アレルギー疾患患者やその家族の悩みや苦悶は異なる面も多く、アレルギー疾患の種類や地域ごとに多くの患者団体がそれぞれの課題の解決に向けた取り組みを行っています。 一方で、アレルギー疾患の種類や地域を問わず、アレルギー患者全体における共通した課題も多く存在することから、各患者団体がそれぞれ独自の取り組みを行いつつ、共通課題の解決に向けて連携し、アレルギー疾患対策推進基本計画の検討・策定も始まる今、アレルギー患者団体による総合的な取り組みが必要と考えられます。趣旨に賛同されたアレルギー患者団体の皆さまの入会、並びに関係する皆さまのご理解とご支援を賜りたく、何卒よろしくお願い申し上げます。なお、本会は、アレルギー患者団体の連合体組織として、アレルギー患者団体の連携や活動の促進を図りつつ、アレルギー患者・その家族の治療やケア、生活における課題の解決に取り組み、アレルギー患者の生活の質の向上とアレルギー疾患になっても安心して暮らせる社会の構築に寄与することを目的とします。
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